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このページをお読みの日本人刀剣愛好家の方、刀剣の行く末に常に憂慮されていらっしゃる方で、私の説明する内容について間違い、ご意見などある方は弊店までメールにて
御指摘頂ければ幸いです。
講演する相手がイタリア人と言う事もあり、当然刀の話の基礎の基礎から始めなければならず、逆に私も何から手をつけていいか判断に迷うところが多々あります。
そういった現在の私の状況を踏まえ、共に考えていただける諸先輩方からのご意見を常にお待ちしております。
特に、実際に刀を販売されていらっしゃるお店の方からの外人の来店で困った事、こういった事を優先して教えてやってくれ、と言った経験から来る貴重なご意見を心よりお待ちしております。


  • 10月8日更新

昨日10月7日、ボローニャでまたINTKの会議があり、参加してきました。
但し、今回は後半の午後はマッシモ・ロッシ会長とアルベルト・ロアーティ氏二人による初心者向けの刀の説明会の様なものでした。
場所もいつも我々が利用しているホテルの会議室をから市の中心地に建っている歴史的にも非常に由緒ある「 MUSEO CIVICO MEDIEVALE IL RAPIDARIO」という場所へ移し、そこで映画の一節や吉原義人刀匠が出演されているビデオなどを見ながら実際に刀を手にとって頂き、手入れや取り扱い、といった基本的な動作、保管の仕方などの披露を致しました。
数枚の映像として写真に残してきましたので、色々と雰囲気だけでも映像から感じ取れると思います。

    

 
とにかく本日、こうやって日本刀と言う我々日本固有の文化をを我々日本人に変わり、たった数人の外国人が賞賛し、伝道してくれている姿を見、またその講演を真剣に聞いてくださる方達を目の当たりにして、当然私は一人の日本人として大変感激し、彼ら全てに対し、説明して頂いている側にも、拝聴して頂いている方にも、感謝の気持ちで一杯でした。
現在私もそういった初心者からの為の日本刀の説明文をやっと終え、現在は数人の仲間、有志と共にイタリア語に変換している最中です。
ここではまだ現時点では名前を出せませんが日本の大学の、ある博士の書かれた、機械工学分野からの視点に基づいた論文ですが、日本刀の誕生から歴史など、非常に大切な事だけピックアップしながら説明がなされており、そちらからたくさんの文献紹介など引用しておりますので、ただいま許可を得る為に通信している最中です。
とにかく私も一日も早く昨日の会長のように頑張って、例えイタリア国内だけでも出来るだけの回数で美術としての日本刀の発展に寄与していきたいと切望しております。

  • 7月1日更新

以前,下記の如くお知らせしておりました本年2度目のINTKの会合が先週の土曜日、24日に無事開かれ、思うところを皆と一緒に意見交換などし、非常に意義のある一日でした。
会合中ずっとビデオなど回しておりましたが、参考までに数枚映像を掲載いたします。
クリックで大きな画像が見れます。

    

私本田哲也も今回の会議で少し講演させて頂きましたが、予定の半分も話せませんでした。

実はここでとても大切な提案を皆にしたからです。

その提案とは、一種鑑定に最低限必要な知識を養う事、そして日本の刀屋に実際に行って(入店して)嫌われない為の最低限の作法、つまり刀の取り扱いについての為の試験などを儲け、最低限必要とされるレベルを一番下に置き、上に向かってどんどんレベルを上げていき、各テストに合格すると、例えば柔道や剣道の様な段を与えられ、証明用のバッジなどを、授与される仕組みを作らないか、との提案でした。

これの説明に結構時間をとられ、しかし皆面白い、との事で、私と会長のマッシモ・ロッシ氏などと共に問題を作り上げていく事になりました。

ここで簡単に提案した試験、仮に「目利き試験」としましょう、それについて少しご説明致します。

上にも簡単に説明している通り、まず刀の抜き方、収め方、更に言えばそれ以前に刀を受け取った時に一礼する事も試験の項目とし、まず最低限刀の鑑定に必要な事を試験に課し、それに合格すると、バッジの様な、とにかく初段に合格、とします。

そして、更に上を目指す為、例えばこれも最低限の刀の見所の刀の種類、波紋とは、各部名称から始まり、少しづつカテゴライズしていき、段数が上がれば上がるほど難しい問題となります。

名称はもとより、流派の説明、そして刀匠の説明、伝説として最低限知っておくべき刀、太刀の説明、実際に使用した人物など、どんどん難しくなります。

こうする事によって、まず自分の好きだった刀の見方が変わってくることと思われます。

そしてどんどん刀に対する見聞が深くなるわけですから、更に刀の事が面白くなってくる事は明白です。

刀の知識が深まる事で勉強欲なども加速してくるでしょうから、ヨーロッパ内におけるイタリア人の見識の高さ、深さは恐らく他の国々に良い意味で多大な影響を与えるでしょう。

例えばドイツ、フランス、更にはイギリスと言った刀先進国の青い目をした鑑定家達も更に勉学に勤しむ事と思われます。

その結果ヨーロッパ内で更に日本刀に熱が加わり、合同の講演、勉強会、刀の鑑定会、会議と言ったものが催されれば、世界に対し、日本刀の美術としての地位の足がかりとなるでしょう。

「目利き試験」の実施にあたり、まず、我々イタリア側の、自発的な試験とさせていただきます。

しかしここで編纂され、実際に出された問題などは、日本美術刀剣保存協会などにも提示させて頂きますが、日刀保のみでなく、日本を代表する様な立派な刀剣店様に対しても連絡を入れておき、店における外人の振る舞いに対し、要らぬ心配の無いように配慮する事が出来ると思います。

刀剣店様への連絡は、すべての刀剣店様を対象とし、この本田哲也がINTK代表の代筆として連絡致します。

その折、「目利き試験」の各段のテスト問題も連絡致します。

上記の通りです。

簡単ながらざっと流して説明してありますので少し乱暴に書いてある部分もあると思いますが、何か問題、危惧される事、など、どんな事でも結構ですのでこれを読んでご心配される方、疑問に思われる方などは是非ご一報頂けましたら幸いです。

美術日本刀の未来の為にも宜しくご指南頂けましたら幸いです。

尚、私の講演そのものもビデオに納めてあります。当然イタリア語で話したり、説明してありますが、ドモリあり、説明している最中にソコを掻いていたり、恐ろしく恥ずかしいビデオなので掲載は控えさせていただきましたが、資料としてデータは残してあります。


  • 6月24日(土曜日)ボローニャにおいてINTK(イタリア日本刀剣協会)大会が開かれ、弊店店主の本田哲也も講演者として招かれ、下記の事について説明いたします。
  1. 十干と干支について(還暦の説明)
  2. 地名ー現在の都道府県と慶応時代まで続いた徳川時代に固まった藩図による国名、地域名の説明
  3. 本阿弥家重代から、現代では佐藤寒山先生といったところまでの、刀の目利きにおいて大切な博士、鑑定者の紹介、説明
  4. 天下五剣の紹介、説明
  5. 御物(ぎょぶつ)、国宝、重要刀剣、業物、大業物、良業物(よきわざもの)などの違いの説明
  6. 守、介、亮(すけ)、目(さかん)の説明、受領(ずりょう)の仕組み、何故、また年代によっての意味についての説明
  7. 刀剣用語の説明

などです。
更に詳しく、一体どういった事を教えたのか、と言う事は追々書いて参ります。
例えば刀剣用語の何を教えたか、など。
現在はこの通り仮のページではありますが、イタリア語でのページも用意し、全てこのページ上にて研究済み、イタリア語への翻訳後の刀剣関係文を惜しみなく掲載、公開していくつもりです。

基本的に欧州ソボロ屋の刀剣部門は刀の研ぎを専門に受け付ける店にしていくつもりです。
何年かかるか分かりませんが。
美術日本刀が現在において、欧州など知的好奇心が強い民族で、しかも柔道や剣道、空手と言った日本独自の中にはオリンピック種目にもなっている国技を持って国そのものが尊敬もされ、刀とその刀装具の芸術工芸が受け入れられる下地は既に出来上がっているのに未だこれほど浸透していない最大の理由の一つに、当地である欧州で刀剣専門店が一店も無い事が理由に挙げられる、と、私本田哲也は真剣に考えております。
とにかく、これをもって欧州ソボロ屋は楽器店、刀剣店と二つの顔を持つ、しかし何ものにも囚われない美術専門店の一つとして頑張っていきたい、と思います。
以後、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


欧州ソボロ屋
本田哲也


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